これが問題やない?世の内閣改造の評価が狂ってる点!
内閣改造の現状
内閣改造が行われた。
右から左までいろいろと評価が百出している。
評価する向きもあれば、否定する向きもある。
17人の閣僚(大臣)が変わる大幅改造だそうだ。
さてマスコミもまったく言わなくなったが、
ずばり、国務大臣って「こんな決め方で良いんか?」
俺はこう思ってますね。
ちなみにマスコミは派閥がどうとか、首相の後継者は誰?とか小泉進次郎の入閣の理由とか、そんな事ばかり言ってますね。めっちゃレベル低い!
なんでこのマスコミ評がダメなのか!
その訳は
当たり前やけど人事は仕事をさせる為にある。
職務対してふさわしい人材を選んだの?
官庁を指揮したりできる人材なの?
こういう素朴な視点です。
これって企業だろうと役所だろうと当たり前の視点ですよね。
閣僚の仕事とはなんだ?
さて、閣僚の仕事といえば、
1.担当役所に仕事をさせる。(指揮監督)
2、閣議の一員として閣議決定に加わる。
3、施政方針を打ち出し世間に説明をする。
4、諸外国との交渉、交流。
5、その他の大臣や官庁との調整
ちなみに3,4は別にしなくても構いません。
で、これをさせるのに本当に十分な人材かな?
そういう視点はどこまであるのだろうか?
ちなみに今回のべ内閣の布陣はそんなに悪くない方どは思いますが、
しかし、この視点がまったくマスコミからなくなっているのは気色悪い。
ちなみに野党からも出ていない。
それじゃ世間に出ている評価は?
「安定と挑戦の内閣」
ちなみに安倍総理自身は「安定と挑戦の内閣」と言っているらしい。
まあ「「安定した土台を維持しながら、老壮青、幅広い人材、フレッシュな強い突破力で新しい国づくりに果敢に挑戦していく」との事だが、そうでない組閣なら、内閣改造などやらない方が良い(笑)
まあこういう標語はあまり意味はないのでどうでもよいか、
まあ政策基盤としては安定で、なおかつ社会保障面で挑戦というのなら、
標語としての形は整っていると思う。
野党からの評価
一方野党は相変わらずけなしているが、あまり重要ではない。
ここで諸手をあげて賛辞でも送れば、それはそれで野党としては機能してないと言えるし、
とりあえず形だけでも叩かないと野党としての存在意義がないとも言える、
各党の批判
ちなみに各党の批判は、
立憲民主党:「国民不在のお友達・側近重用内閣だ」「「期待感も高揚感もない改造だ。何をしたい内閣か分からない」(福山幹事長)
国民民主党「聞きたいことがいっぱいある内閣だ。国会での論戦を強めていきたい」と述べた。
日本維新の会の馬場伸幸幹事長は社会保障改革に触れ「本当にやれるのか非常に不安視される。やるかやらないか、わからない内閣だ」と語った。
共産党の小池晃書記局長は「突っ込みどころ満載の内閣だ。手ぐすね引いて論戦に臨みたい」
最後にN国「この数年間に身体検査で落としたお友達を一斉に入閣・登用させたのは長期政権のおごりに他ならない」 ちなみに総務相としてのお呼びを期待していたとか(笑)。(上杉幹事長)
野党の批判の総括
さて、立憲民主党を除けば思ったほど、下げのコメントは少なかった。
「お友達内閣」と言われているが、有意義な人材を友情でもって安く引っ張ってこられるならそれもまた能力。単独でどこかの党が政権を取っったらほどそうなるに決まってますし。このあたりは批判としてピントがずれている。
まあ、今の段階ではそうそう言った所で意味ないしね。結果がでれば変わるし。
なお能力にフォーカスした意見はゼロ。
マスコミの評価
大まかに分けると、
1、安倍政権総仕上げ
1、憲法改正をにらんだ強力布陣
2、次の総理候補を意識
3、断韓シフト など
まあ いろいろ言われています。
ただ概ね好意的な様子ですね。
実際のところ派閥系の人がすくないところを見ると、かなり安倍総理はやりたいようにやったのでしょう。そこまでは書いている所も結構あったのですが、
一方で能力面でのマスコミからの評価はなし。
良い批判の具体例
例えば、
茂木氏が外務大臣となり、河野氏が防衛大臣となったそうだが、茂木氏に河野氏と同じ様な英語での発信が期待できるのだろうか。
同じく文科省といろいろと軋轢のあった萩生田氏も果たして適任だろうか。
小泉進次郎氏もいきなり大臣の前に政務次官などの経験をすべきでは?
こういった視点があってしかるべきだが、ほとんどない。
ダメな大臣の例
かっては民主党の柳田稔法務大臣は
「個別の事案への回答は差し控えたい」
「法と証拠に基づいて適切にやっている」
法務大臣はこの2つさえ覚えておけばよい。と講演会で言ったそうだが、
こういう高度情報化時代になった今は、そろそろそういう大臣には退場してもらいたいものだ。
ちなみに今回の内閣改造でも竹本IT担当大臣の「はんことIT対立せず」という常軌を逸した発言もあったりと、正直先がおもいやられる人事もいくつかある。
何故こういう人間が残るかというと、役人のもってきた書類に印鑑を押す以外の仕事をほとんどしていないからである。
そしてその害はそろそろいろんな面ででてきていると感じている人は多いのではないかな。
ダメな大臣の害
ちなみにそういう大臣の害として、
1、昔ほど優秀でなくなった、官僚の暴走を止められない
2、社会が停滞しやすい。
3、役所があたらしい動きについていけない
4、役所の失敗の追求ができない。
5、対外的なポストでは外国人に侮られる。
6、ますます遅れた国になり、貧乏になっていく。
まあ こういう弊害があるので、
そろそろ
まともな閣僚を選ぶという事を考えてほしいものだ。
閣僚の資質の考え方
なお閣僚の資質としていえば、普通のキャリア形成と採用側の認識とを考えればよい。
大臣に必要なキャリア
1、マネジメント能力がある。
2、その分野での知見が十分にある。
3.その分野でのキャリアがある。
4、その分野での人脈がある。
まあこんな所でしょうか。
企業が管理職以上を採用する際の基準を合わせて考えてみてほしいものです。
全部がマッチする訳ではないですが、最低限この程度は押さえてほしいものですね。
なんせ企業より国は大きく、政治家はビジネスマンより高い倫理をもとめられるのが筋でしょうし。